マンションの受付スタッフと話す男性

部屋探しをしているときには、間取りや面積などのほか通勤や通学のための駅からのアクセスのよさや、普段の買い物のための商業施設が周辺でどれほど充実しているか、などの色々な条件をもとに候補の賃貸物件を探していくのが一般的です。
住まいの基本スペックや周囲の環境などの希望条件をクリアすれば、決断する方向に心が大きく動くのは確かです。
しかしこれらの表面的な側面にとらわれると、いざ入居してから後悔することになるのです。
賃貸物件を選ぶときに失敗する理由に多いのは、いわゆる「水回り」にまつわるトラブルです。
水回りとはキッチンのシンクやバスルームやトイレなど、普段の生活のなかで水を大量に消費する場所のことです。
水回りでは汚れが溜まってしまったり、水垢などが付着するなど様々なトラブルに遭遇する可能性が高いのが特徴です。
なかでも水回りのトラブルで多いのは、シャワーやトイレに関連する困りごとです。
内見のときには問題ないと判断したにもかかわらず、入居して初めて遭遇することは珍しくないとされています。
例えばシャワーの場合、水圧が想定より低いことが問題になることが多いようです。
水回りでは水圧によって効率が変わると考えられており、十分な水圧が確保されていないと、シャワーで身体を洗うにも頭を洗うにも余計な時間が必要になり、快適性も大きく減殺されてしまいます。

また賃貸物件で失敗することが多い水回りには、トイレについても深刻な問題を提起します。
入居前にはハウスクリーニングをするのが通常ですが、トイレでは床や壁面などに臭い成分が染み付いていることが多く、入居して日が浅いのに臭いで不快な思いをすることも珍しくありません。
また便器が低い位置にあると、用便時に尿などが跳ねやすい構造になっていたり、尿が跳ねることで周辺が変色や悪臭の発生源になっていることもあります。

トイレにおいて案外見落とされがちなのは、タンク内の汚れです。
タンク内は常に一定の水位を保てるように水で満たされています。
排泄物などが侵入する可能性はほとんどありませんが、水道水に含まれるミネラルなどが結晶化して水垢やヌメリが発生する場合があります。
タンクには蓋がされており、排泄物からも物理的に接触が遮断されてはいますが、想定以上に汚れがたまりやすい構造になっている訳です。
さらにタンク内部で故障があると水位が下がってしまうこともあるようです。
水回りは入居時に念を入れて確認するべき設備と言えます。